辛い過去を忘れる方法
英国の社会心理学者リチャード・ワイズマンは8年の歳月をかけて、
運の良い人と悪い人を調査した結果、運の良い人は不幸な出来事があったとしても、
その出来事のプラス面を見ており、運の悪い人はマイナス面を見ていると発見しました。
更に運の良い人は不運な体験にあまり拘らない性質だと言ってます。
運の良い人も、当然、失敗を経験しますが、何時までも過去の失敗体験に引き摺られません。
運の悪い人はその逆です。
つまり、ワイズマン氏によれば生まれながらの運の良し悪しは存在せず、
不幸な体験に対する本人の解釈で運の良い人と悪い人が別れるのです。
失恋等で辛い体験をした人はその解釈を変えれば良いということになります。
しかし、人間の脳の性質上、残念ながら過去は記憶として残っています。
なので、辛い過去を忘れたくても記憶喪失にならない限り忘れることは出来ません。
しかし、解釈を変えることは可能ですよね?
「群盲象を撫でる」といった諺があります。
辛い過去も時間が経てば別の角度から考えることができて、
「あの時はひたすら辛かったけど、様々なことを学んだな」と思える時がやって来るものです。
思い出したくない辛い過去は解釈を変えればいいのです。
そうすれば何時までも痛みを伴ったまま過去に引き摺られなくて済みます。
もし、貴女が、今、辛い失恋等で疵ついているのであれば、
違った側面から出来事を俯瞰して新しい意味を探して見て下さい。きっと心が楽になると思います。
とは言っても、現在、辛い状態の人に対して意味を変えると気が楽になるよと助言しても、
そうは、中々、思えないでしょう。
そこで、ここではNLP(神経言語プログラミング)の辛い感情を緩和するテクニックを紹介します。
気が静まれば別の角度から辛い体験を見る心の余裕が出てくるので、
その時に辛い出来事から学んだポジティブな意味を見出して下さい^^
辛い過去の感情を緩和するテクニック
@ 辛い経験や失敗したシーンを頭の中にイメージします。
A そのイメージを、頭の後ろ、それもなるべく遠くの方に押しやっていきます。
すると、辛かった思い出が次第に遠のいていくのを感じます。
B 次にイメージの色を消します。
辛かった思い出を白黒の画面に変えてしまいます。
こうするだけで辛かった思い出が薄らいできます。
C 次に、辛かった思い出のイメージから明るさを消してゆきます。
一般に、情景を明るくすればそれだけ感情も高まっていきます。
逆に暗くなれば気分の強さを減少させます。
ここではイメージを暗くしていきます。
D 今度はイメージの大きさを変えていきます。
辛かった思い出のイメージを小さくしていきましょう。
そうすると辛かった記憶が小さくできます。
E 最後に、イメージに的はずれの音楽をつけます。
辛かった思い出に滑稽な音楽やメロディなどをつけてイメージしてみて下さい。
一度、伴奏をつければ、再び思い出しても滑稽な音楽がついているので、
辛い思い出に心を痛めなくなります。
以上の@〜Eを実践するとネガティブな思いは軽減されます。
失恋に限らず日常生活で嫌なことを経験したら、こまめにやってみるといいでしょう。
習慣化すればストレスに悩まされない自分になっているかもしれませんね。
恋愛運の運の良し悪しはセルフイメージが作ります。
運の良い人は、「自分は肯定的な人間である」というセルフイメージを持っているので
物事のプラス面を自然に見る癖がついていますが、
否定的なセルフイメージが優勢な人はマイナス面を見ることが習慣になっています。
紹介したテクニックを使えば過去のマイナスイメージに引き摺られないようになるので、
自然に肯定的なセルフイメージが作られ恋愛運の低迷から脱却できますよ^^
セルフイメージについてはこちらの頁を参考にして下さいね。
→ 恋愛運アップのセルフイメージ